出塁率+長打率=OPS
この指標が高いものが本当の「最強打者」である。■セリーグOPSランキング■エルドレッドは惜しくも2位開幕以来、長期間1位の座を死守していたエルドレッドだが、ここ最近の不調でバレンティンに首位を明け渡してしまった。共にHRタイプの強打者であるが、二人の一番大きな違いが四球数だ。バレンティン 41四死球エルドレッド 16四死球打率で大きく上回ってもOPSでバレンティンに負けてしまうのはこれが大きな原因だろう。ただ、四球を選ばずに打っているからこそ、打点はバレンティンより多い(+13点)と言える。■丸佳浩、堂々の3位バレ、エルときて、マルが3位入賞。堂々の日本人1位だ。昨日の5打数5安打で一気に数字が跳ね上がった。
.942というのは、4番もはれる驚異的な数字で、去年のOPS.801から大きく進化している。丸の特徴の一つに打率を大きく上回る出塁率がある。四球数は、4番として常に警戒されているバレと、「歩く機械」鳥谷に続いて3位。バレンティン 41
鳥谷 35
丸 32
この数字はもはや「2代目歩く機械」と言ってもいいペースだ。このまま好調を維持できれば、3割20本30盗塁を達成し、さらにOPS.900超えも夢ではない。この数字を見たとき、ファンはある男の名前を浮かべてしまう。何年もの間、スラッガー不足に悩まされたカープは、前田智徳級の選手の再来を待ち望んでいる。
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